最強の弱者からの挑戦状  ~本当に聡明な人たちを探し続けて

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「考える環境」ファーム(3)

  Text By 最強の弱者JK

自学自習スタイル

「独学力」を身につける場所。
独学力とは、自分独りで学べる力。
学校じゃなくても、課題が与えられなくても、
自分でやりたいように学習を進めることができる。
独学力が身につけば、離陸完了。
ファームで学ぶの目的は、独学力を身につけること。
「社会への関心」が自分一人で学ぶ意欲をもたらす。
自分は世の中に役立てる人間だという自己信頼。
自分が人間として成長するほど、世の中は良くなる。
そういう思いが強くなるほど、独学力が高まる。

逆に、学ぶ意欲を減退させるのは「無力感」。
自分が何をやったって、どうせ世の中は変わらない。
そういう気持ちが、社会への無関心を生む。

良質な本が先生。
ライブラリには、閾な本を揃える。
新しい世界に導く、目を開かせる本。

教えない
自律的な気づき
自分で疑問を抱く
自分で気付きをつかむ
自助努力が試される
合わない人は3日で辞めていく

新しい学びの金型をつくる。
学び方の金型(モデルとなるシステム)ができれば、多くの人たちが利用できる。
その人にとって、何が必要なのか。何がその人にとって最も大事なのか。 何をすれば、何があれば、どんな場所があれば、どんな材料があれば、その人は脱皮できるのか? 全員に共通の法則などない。一人ひとりで求められるものは違う。

環境が人を選ぶ

理想の環境とは?
いろいろ考えられると思いますが、キーワードをいくつか列挙してみます。

・自分の頭で考えさせてくれる
・ブレーンストーミングな空気がある
・お互いの考えを受け止める雰囲気がある
・本質的、根本的に考える人たちの存在
・不安や葛藤をマイナスとして捉えない
・全体像、大枠から考えることが奨励される
・衝突を恐れない

こういう要素を満たす「環境」を作ることをずっと目指してきました。
ようやく大阪で最初の一歩を踏み出すことができる段階にきています。
では、どういう環境を具体的に作ろうとしているのか?
それはまず「人」なんです。
環境にとって何より大事なのは「人」です。
僕はこの「人」に徹底してこだわりたいと思っています。
言い方を変えると「人」にこだわるということは、来てほしくない人を遠ざける、ということでもあります。
どういう人たちに「来てほしくないか」というと、

・他人の立場で想像しようとしない人
・一般論や正論ばかり口にする人
・議論好きなだけの人
・お山の大将
・笑いとかで場をごまかそうとする人
・「空気」を読むことを過剰に重視する人

なぜこういう人たちに来てほしくないかというと、環境づくりに悪影響を及ぼすからです。
上で挙げた人たちに共通していることは「自分自身と向き合う力が未熟」ということです。
僕が考える「原石」としての人材の特徴は、問題意識が発達していること、です。
それはつまり、自分自身と向き合う力が発達している、ということです。
他人や社会の影響で物事を考えるよりも、まず自分自身がそれについてどう感じ、どう考えるのか。
そういう積み重ねが人間の成長にとって非常に大事です。
自分と向き合うことに成熟した人は、他人が自分と向き合うことに対して寛容です。
逆に自分と向き合うことに未熟な人は、他人が自分と向き合うことを邪魔しようとしたりします。
大事なのは「人」です。どういう「人」が集まった環境なのか。
環境を作るうえで、これ以上大事なことはありません。

人間自身が「学びの環境」そのもの。 価値観、問題意識、情熱。 否応にも影響を受ける。 人そのものが、以心伝心の校舎。 ファームは、そこに関わる人たちの人間性で決まる。 専用の空間を借りなくとも、新しい学びは可能。 本物の学びに対する情熱が共有できていれば。

こだわりの農業と同じ。 土壌の準備、良質な種や苗の入手、心を込めた育成、価値をわかってくれる出荷先の確保。 どこか一か所でも手を抜けば、すべてがうまくいかなくなる。

真心を磨くための学び

「何が大事なのか」を考え抜く。
本質を追求する。
マインドビッツとか、ITツールで構築された情報共有環境とかは、「本質を理解する」ための仕掛け。
何が大事なのか、を考え抜いた末に、何が待っているのか?
仕事である。
日本にとって、社会にとって、重要だと心から思えること。
それが見つかったならば、自分の仕事にすればいい。

「自分の言葉」で説明できること。 それがファームにおける「正解」。 稚拙であっていい。思い違いであってもいい。 大事なのは、自分の心からの言葉であること。 他人の受け売りとか、一般論じゃなく、自分の真心を駆使して紡ぎだした考えであること。

頭の回転を速くするのが目的ではない。 心を働きを強くするのが目的。
強い心とはどんな心か?

自分自身を説得するための学び
情報のコントロール力を駆使して、 自分が本当に納得できるポイントに到達する。
マインドマネージャーの「全体図」を作り上げる作業がそう。
自分の中のあらゆる問題意識を収束させる。
自分の精神構造を把握し、心から幸せといえる人間になる。 それが自己実現。

一にも二にも「問題意識」。 問題意識が燃料となって、人はとてつもないを学びができる。 問題意識が深ければ深いほど、本質的な学習が可能になる。

「知識」という認識から、「人生に関わる情報」という認識への転換。 経済と自分の人生。 簿記と自分の人生。 経営学と自分の人生。 自分の人生とのつながりを理解することで、より深い関心を持てる。 そこに自分の人生をより良くするための鍵があるから。 学ぶほど、自分という存在を理解できるようになる。 そのことが楽しい。

「問題はどこにあるのか」という核心を掴むための学び。

社会システムが人間に及ぼす影響を把握する。 何が自分たちの精神に影響を及ぼし、操作していたのかに気づく。

世の中を正しく理解するための最低限の土台 経済・経営・政治の基本知識、思考の土台となる勉強法(能力開発など)、 医療・精神医学やカウンセリング、他者の話を聴く心構え、論理的思考等。

従来の教育では、「最初から順に学ぶ」。 新しい学びでは、まず「全体像を把握する」。

学ぶことは面白いものでなければならない。 「笑える」ということとは違う。もっと内的動機に基づいた面白さ。 自分の世界観が広がるときの喜び。思い込みが良い方向に裏切られる快感。 勉強がつまらないとはどういうことか? テクニック重視だったり、暗記ばかりだったり。 学校で学ぶ数学や化学、歴史の年号覚え、英単語の暗記など。

最初の段階では、途方もなく常識はずれの思い違いをする。 でもそれは避けて通れない道。 こんなことも出来るし、あんなことも可能だ・・と夢のようなビジョンが次々湧いてくる。 ある程度学びが進むと、現実の壁が分かるようになる。 理想を現実化するのが、いかに困難であるかを知る。 大事なのはそこからの学びだ。そこが本当のスタートだ。 本当の葛藤はそこから始まる。 理想と現実とをどうすれば結んでいけるか。 果てしない試行錯誤がはじまる。

教えない

基本的に質問は受け付けない。 質問はまず自分自身に対して行うのが、ファームの流儀。 人から簡単に与えられた答えは、自分の血肉にはならない。

疑問を抱く力

ファームの効果=普段の何気ない生活で、いろんな考えるようになる。

質問されても簡単には答えない。 答えなんぞに大した価値はない。 答えを模索する心の過程に、すべての価値は詰まっている。 答えを教えるということは、その価値ある過程をみすみす捨ててしまうことを意味する。
教えずに、導くべきだ。
「あなたはどう考えるのか?」 問いかけることで、物の見方を広げる手助けをする。
それが教育の本道だと思う。

大きな疑問を解消しようとする過程で、細部の知識の整理が行われる。

血流で頭がグニグニになっている状態では、学習意欲が恐ろしく高まる。 いつ何時も「学ぶ意思」が働いている。あらゆることから何かを学ぼうとしている。 素直だし、謙虚。純粋で温かい気持ち。

潜在意識は、意識的な努力の外側で、猛烈に活動している。 意味のある「情報」を、潜在意識の無限の大地へ蒔いて、あとは潜在意識の働きに任せてしまう。 それは決して楽な作業ではない。 そこには「苦痛」が生じる。 「葛藤」、「不安」、「不快感」。 価値観の再編が行われるときの、産みの苦しみ。

自分が何に対して葛藤を抱いているのか、どこに疑問を持っているのか。 何を知りたいと思っているのか、何が課題になっているのか。 そういう部分を感じながら思考を展開することで、考え続けることが可能になる。 なんでもかんでもとにかく考えればいいというものではない。自分が知りたくないことでは、思考を持続できない。 自分が関心のある領域に意識の焦点を合わせることが、思考力持続の秘訣。

本当に知りたい疑問を持つことの重要性。 心から知りたいと思える疑問があれば、その疑問を解決するために日々精進できるのではないか。 たとえば「次の日本を拓くための土壌になる気骨ある人はどれくらい存在するのだろうか?」 「心の病、ニート、フリーターの人たちの中には、どれくらい埋もれた人材がいるだろうか?」 そのような自分にとって「心から知りたい疑問」を抱いて生きることで、日々の暮らしのなかで情熱を維持できると思う。

自分で気づく力

「自分で学ぶ」ことの本当の楽しさを知ってほしい。
自分でテーマを決めて、自分で計画を立てて学ぶ。
自由で自発的な学びが、どれほどおもしろく、効果が高いか、ぜひ知ってほしい。

自分で苦労して掴み取った答え。
教えてもらった答えと何が違うのか?
その後の伸び方(広がり方)が違う。
人から教えてもらった答えは、そこから芽吹くことがない。(単に「知っている」レベル)
自分で掴んだ答えは、そこからたくさんの芽吹きがある。森のように広がっていく。

アメリカのボストンには「何も教えない、完璧に自由な学校」があるとのこと。 5歳から17歳までの子供達が広い敷地で自由に活動する。ボランタリー(自発的)な学習。 何もしなくてもオーケー。子供達の自発的な姿勢に任せている。
卒業生の7割が希望する大学に入り、研究者やアーティストになる。 大いに参考になった。学習システムのヒントになる。 一切強制しない。環境だけ用意し、後は自発的な行動に任せる。 他人の迷惑にならなければ、完全に自由に過ごしていい。 そんな自由で自発的な環境で、自分が本当にやりたいことを探していく。

主体性・能動性

「自分の問題」として考えさせる。他人事でなく。

大事なことは、主体性の維持。 受け身な姿勢で臨むのではなく、主体に学ぶ姿勢を維持する。 ファームにおいて、どのように主体性を確保していくのか。 それは「自分で考える」の一言に尽きる。
与えられた答えを鵜呑みにするのと、自ら考え抜いて答えに辿り着くのとでは、学習効果は雲泥の差がある。 指導する人間は、学習者が「自分の力で考え抜く」という状況を作る この点が既存の学習システムとは異なる。
従来の学びにおいては、手っ取り早く解法をマスターすることを良しとする。 その結果、知識が鵜呑みになってしまう。単に知っているだけの知識の習得であり、知恵は育たない。

指導する人間はナビゲーターに徹するべき。 学ぶ人間の心のなかで起きていることを想像し、あくまでヒントを提示したり、方向を示唆するにとどめる。 学ぶ人間が自分の頭で四苦八苦し、葛藤に悩むのを見守る。 思い悩む人間の味方となり、見守り役となる。
行き詰まって進めなくなったときは、状況を打開するためのヒントを与える。 そして何かを発見したり気づいた時には、感動の聞き役、受け止め役になる。

最高の環境だけを用意し、必要以上に手助けしない。 本気の人間は自分で乗り越える力を持つ。 その乗り越える過程で、人間が育つ。 必要以上の手助けは、その育つ過程の邪魔でしかない。

最高の学びの場を用意し、それ以上は手を加えない。手助けしない。 学びへの執着を持つ人間だけが伸びることのできるシステム。 手取り足取り教えてもらえる環境であれば、教わることを当然と考える依存心強い人間が集まる。 それじゃダメ。 自ら学ぶ強い向上心を持つ人間が、豊富な情報、最高の仲間に巡り合える場所。 そういう場所を作るだけでいい。

どんな人間が育つのか?

世界に 変化を望むのであれば、 自らがその変化になれ。 
(マハトマ・ガンジー)

新しいリーダー
30年後の日本を支える人材

目が輝いている日本人
自分が暮らす社会を大切に想う人間

考えることの大切さを知る人。 安易に教えず、自分で考えさせる指導力を持つ人。

曇りのない眼を持とうと、努力し続ける人

枠の外へ外へ世界観が成長するとき、そこには終わりがない。 果てのない成長をする人。 成長にともなう葛藤や不安に耐えることができる人。

日本でさまざまな良い取り組みが広まらない理由。 たとえば若年認知症の人たちへの働く場を提供するケア。 そういった良い取り組みが広まらないのは、「専門性をもった人材の不足」だという。
専門性はそれほど重視されるべきものだろうか? 専門性よりも、人間性のほうが大事ではないだろうか? 人間性が高ければ、人を見守り、観察することで、問題の本質を見極められる。 人間性の高い人材をどんどん育て、そしてそういった分野で活躍してもらえば、必然的に専門性をもった人材へと育つのではないか。 以心伝心が生み出す人材は、専門性はないかもしれない。しかし人間性は非常に高い人ばかり。

人間の能力を、パソコンのスペックに置き換えて考える。
パソコンのパフォーマンスを向上させるには、総合的なバランスを考える必要がある。
高性能のCPUを導入しても、メモリが不足していたら、パフォーマンスは上がらない。
ハードディスクの容量が少なければ、動画や音楽の保存に支障をきたす。
トータルバランスを考えることが大事だ。
人間の成長も同じだと思う。トータルバランスが大事。
金を稼ぐ能力だけを磨いても、人から信頼される人間にはなれない。
腕力だけを磨いても、本当の意味で強くはなれない。
優しさだけを磨いても、世の中の役に立つ人間にはなれない。

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